幼児教育について考えて舞ります!! #16「自制心」

「マシュマロ実験」と呼ばれる有名な研究があります。
コロンビア大学の心理学者ミシェル教授による、4歳の子供たちの自制心を計測する実験です。

被験者になる4歳の子供が、机と椅子だけの部屋に通され、椅子に座るよう言われます。
机の上には皿があり、マシュマロが一個載っています。
実験者は「いま食べてもいいけれども、大人が部屋に戻ってくるまで我慢できれば、もうひとつマシュマロをあげるよ」と言って部屋を出ます。

子供の行動は隠しカメラで記録されています。すぐに手を出してマシュマロを食べた子は少なかったのですが、最後まで我慢し通すこともなかなか難しかった様です。
実験者は15分後に部屋に戻るのですが、この実験を受けた186人の4歳児のうち、15分間マシュマをを我慢して、2つのマシュマロを食べることができたのは、全体の約3分の1ほどでした。

ミシェル教授がこの子供たちの追跡調査を行った結果、マシュマロを15分我慢できた子供たちと30秒しか我慢できなかった子供たちの大学進学適正資格試験(SAT)の点数に、平均210ポイントの違いがあったそうです。

心理学の研究により、「細く計画を立て、記録し、達成度を自分で管理する」ことで自制心を鍛えるには有効だと報告されています。
この他にも、研究者たちは幼児教育の影響を長く広範囲にわたって調査しています。
幼児教育の中でも、就学前の学習による一般知能の向上傾向は、小学2年生までに消えるものの、非認知能力、例えば自制心や粘り強さなどを伸ばすのに効果が認められる様な内容の幼児教育の影響は、成長後にも確認できる様です。

マシュマロ実験の映像