第5回:日常生活に応用してみましょう

引き続き、教材のモニター実施中です。
教材で学んだ概念や考え方の道筋。親がこの理論を理解できたら、特別なものがなくても日常の生活の中で応用ができるのではないか?
今回は、理論を日常生活に落とし込むことについて、モニターを通して考察していきます。

お手伝いに応用できる

休みの日に親子でパンを作ったときのこと。パンの成形で大きさに大小をつける。
焼きあがって喜ぶ子どもに、「1番大きいパンは?」「小さいほうから2番目はどれ?」と、問いかける。
モニターのお母さん全員が、大きさ比べの問題で、「大きいほうから何番目だけではなくて、小さいほうからも考えることに新鮮な驚きを感じた」とおっしゃっていました。これは、「量の相対化」の考え方を身につけるために必要なことなのですが、教材を通じて、意識的に大きさ比べをするようになったそうです。

次の例です。
お母さん「お皿とってもらえる? 一番下の段の右から2番目のお皿だよ」。
この場合は、位置表象の項目に当てはめ、上から何番目は同時に下から何番目なのか。上下だけではなく、左右も問いかける。大きさ比べと同様、数の「順序数」の考え方につながる大事な考え方を学ぶことができます。
大きさや位置を意識的に問いかけることにより、物事を相対的に捉える力や、また別の視点から観察する力が育ちます。

好きな車に応用してみる
前述の例は、女の子でしたが、次は男の子の例を挙げていきます。
ショッピングモールなどの駐車場で、「あのかっこいい赤色の車は右から何番目に停まってる?左からだと何番目?」。また、運転中では、「今右に停まってる車は何色?左の車は?」。
年中の男の子のお母さんは、ゲーム感覚で取り入れているそうです。

問いかけが増える=考えるきっかけが増えていく

前述の男の子のお母さん曰く、大小、前後、左右、さらに他方向からも問いかけるようになると、会話も増えるし、子どもはゲーム感覚で楽しそうに応えてくれると話していただきました。
問いかけが増えるということは、その度考えるきっかけを与えているということ。
これ!と答えたら、終わりではなく、問いかけ毎に一生懸命に考えます。
意識的に問いかけることにより、子どもは物事を意識して観察するようになります。
いかに親が意識的に問いかけられるか。
これは教材に限ったことではありません。
教材で学んだ理論を、日常生活に落とし込むことで、事物を通してしっかり身につく。
今回のモニターを通してはっきりとわかったことです。

次回は、モニターの中でも特に興味深かったエピソードをご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに!


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