第6回:エピソード

引き続き、教材のモニター実施中です。
今回は、モニターの中でも特に興味深かったエピソードをご紹介したいと思います。
モニターは5組の親子にお願いしましたが、教材の中で子どもたちの手が止まる確率の高かった「推理ー形の変化」。
この問題をどう解くか?
それでは一緒に見ていきましょう。

事物で試したら解決できた

「推理ー形の変化」。簡単に説明すると、四角の中の丸を動かす問題です。
年長の女の子のお母さんは、大変苦戦しました。何度教えても答えのところに丸を書いてくれません。
お母さんも段々と苛立ってしまい、強い口調になってしまいました。そこで、問題集とセットに付いていた指導書を読み、落ち着いたところで子どもにに
「どうしてそう思ったの」
と聞いてみました。
すると、問題の意味を理解できていなかったのではなく、丸が移動しているということが理解できていなかったということが分かりました。
「指導書にも書いてあった通り、具体物で実際に丸を動かしてみたら理解できるかもしれない」
お母さんは、家にあった折り紙と台紙を使い手を動かして説明しました。
「ほら、見て? 白丸がこの角に動いたよ? 角、角、角って動いてるよね? 次はどの角にいく?」
子どもはまだ納得がいかない表情。
「じゃ、台紙の角に番号付けてみようか。1,2,3,4。いま3番目にいるよね? 次はどう動く?」
「4(よん~)!!!」
大きな声で答えました。目もキラキラして問題の意図が理解できたようです。
今度は自分で手を動かし始めました。
すっかり理解したようです。
「こっちの問題集のほうに戻ってみて、やってみようか。同じことだよ」
「こう動くから…ここ! できたー!」
「そう! 正解~!」

子どもは実体験を通して学び、賢くなっていく

特に図形の場合は、ペーパー上だと問題自体の意図が伝わらないことがあります。
ペーパーから一度離れて、事物を使って実際に試してみる。理解してからペーパーに戻る。
事物教育を提唱する「KUNOメソッド」を痛感したエピソードでした。

次回は最終回!
モニター家族からの質問をご紹介する予定です。
どうぞお楽しみに!


こぐま会の「ひとりでとっくんシリーズ」をベースにした学習アプリです。
“考える力を育てる” こぐま会オリジナルの問題内容はそのままに、カラフルなデザインと直感的な操作によって、より楽しく、より気軽に取り組んでいただける内容となっています。
お子様の思考力の芽生えや変化をぜひアプリで体験してみてください。